試合プレビュー

試合に出場しないということは、少なくとも今後2か月間はリバプールがタイトル獲得のライバルチームより1試合多く試合を消化しているということであり、先週アーセナルとマンチェスター・シティがともにポイントを落としたことを考えると、これはレッズにとって絶好のチャンスとなる。

​​シティが完全に危機に陥っているため、両者の争いは既にほぼ終わったように見える。つまり、トッテナム・ホットスパー戦で4-3で勝利したリバプールに4ポイント差をつけ、チェルシーが現在最も近いライバルとなっている。

アーセナルとシティが勝利を逃したことで、先週のミッドウィーク、ニューカッスル・ユナイテッド戦でリバプールが最後の1分で2ポイントを落としたことの影響が軽減された。スロット監督の下で21試合中3度目の勝利を逃したことになる。

​​オランダ人監督の夢のようなスタートはミッドウィークも続き、モハメド・サラーのPKでジローナ戦を1-0で制し、6試合を終えてチャンピオンズリーグの勝率100%を維持している。

9月のノッティンガム・フォレスト戦での敗北が、アンフィールドでの過去13試合で唯一勝利を収めていないことを考えると、ホームに戻ることはさらに大きな自信につながるだろう。

ここ数週間、守備のもろさが疑問視されてきたが、攻撃で臨機応変なプレーでそれを補っており、プレミアリーグ7試合連続で2ゴール以上を決めている。これは3年以上ぶりの好記録だ。

2024年も残り4試合で、プレミアリーグの年間得点記録を更新する可能性は残っているが、2019年に記録した88ゴールには12点足りない。

フラムは昨シーズンもゴール前で大成功を収めたチームで、コテージズ相手にリーグ戦ダブルを達成し、7得点を挙げ、プレミアリーグでのフラム戦の記録を12戦中9勝に伸ばした。

しかし、マルコ・シルバ監督率いるチームは昨シーズンの4回の対戦でリバプールを大いに驚かせた。アンフィールドで残り10分で3-2とリードしていたが、4-3で敗れ、EFLカップ準決勝の第1戦でもリードを奪った。

フラムは2021年初頭の奇妙な好調さの中で、アンフィールドでリバプールを破った6クラブのうちの1つだったが、観客の前ではまだレッズに勝っていない。

その勝利もシルバ監督がクラブに加入する前のことであり、監督としてリバプールと対戦した11回のうち1回しか勝てず、2019年にエバートンの監督としてアンフィールドで5-2で敗れたことで最終的に解任された。

しかし、先週日曜日のタイトル争いでリバプールの大きな助けとなったのは、彼が率いるフラムのチームだった。クレイブン・コテージでアーセナルと1-1の引き分けに抑え、ブカヨ・サカのゴールをVARオフサイド判定で無効にし、終盤に敗北を免れた。

これによりフラムは15試合を終えて23ポイントを獲得。プレミアリーグ史上2番目に多い記録で、2003-04シーズンのこの時点で獲得した25ポイントに次ぐものだった。フラムは最終的に9位でシーズンを終えた。

この好成績と直近7試合で1敗しただけにもかかわらず、フラムは依然10位に低迷しているが、プレミアリーグの上位半分は混戦状態にあるため、上位4位のマンチェスター・シティとはわずか4ポイント差だ。

チームニュース

リバプールは今、多くの重要なファーストチームの選手の復帰を迎え入れ始めており、アリソンは11試合欠場していた週半ばに復帰し、ジローナ戦で5セーブを挙げて無失点に抑えた。

ディオゴ・ジョッタもトレーニングに復帰し、出場の可能性もある。一方、フェデリコ・キエーザも復帰はそう遠くない。

アレクシス・マック・アリスターはエバートンとのダービーで出場停止になる予定だったが、イエローカードの累積によりチャンピオンズリーグの勝利も欠場したため、代わりにここで出場停止となる。

​​ドミニク・ソボスライが再びジョッタの代役を務める予定だが、ジョッタがすぐに完全復帰できない場合、スロットは攻撃陣をダルウィン・ヌニェスとコディ・ガクポのどちらにするか決めなければならない。

フラムは出場停止のためカルヴィン・バッシーを欠場し、ヨアキム・アンデルセンはふくらはぎの負傷で過去3試合を欠場しているため、ホルヘ・クエンカはこれまでロスタイムの交代出場が3回しかなく、ここでプレミアリーグのフルデビューを果たす可能性がある。

ハリソン・リードは膝の手術のため2025年までプレーできず、ワイドマンのリース・ネルソンはハムストリングの問題で先週末の古巣アーセナル戦に出場できず、アダマ・トラオレが代わりに出場する。

トム・ケアニーは、トッテナム戦でレッドカードを受けたため、ホームのブライトン戦とアーセナル戦を欠場し、3試合出場停止の最終戦を迎える。

リバプールの予想先発メンバー:

アリソン、アレクサンダー＝アーノルド、クアンサー、ファン・ダイク、ロバートソン、グラフェンベルフ、ジョーンズ、ソボスライ、サラー、ガクポ、ディアス

フラムの予想先発メンバー:

レノ、テテ、クエンカ、ディオプ、ロビンソン、ベルゲ、ルキッチ、イウォビ、スミス・ロウ、アダマ、ヒメネス